ボクサー出世街道

ボクサーにはたいがい肩書きがあります。世界チャンピオンはもとより、日本チャンピオン、OPBFチャンピオン、なんとかランキング3位、6回戦、などなどです。これらはどういう意味なのでしょう?どのくらい強いのでしょう?ここでは架空のボクサーが世界チャンピオンになるまでの道のりを描くことで、肩書きを紹介していきましょう。
ベイダ選手の場合 〜 プロたたきあげのケース

ベイダ選手は異色の異星人ボクサー。NASAでストリートファイトをしているところをスカウトされました。

ベイダ選手はボクシングの経験が全くありません。ジムで1から教わり、練習をはじめて1年でプロテストを受験、見事合格してC級ボクサーライセンスを取得しました。これで晴れて4回戦ボクサーとしてデビューできます。4ラウンドの試合に出場することができるのです。

ベイダ選手は持ち前の根性と激しいラッシュを武器にデビューから連戦連勝。新人王トーナメントに出場し、西日本新人王に。その過程で所定の戦績を達成したと認められB級ライセンスを取得。これで6回戦になりました。続く全日本新人王決定戦にも勝利して全日本新人王に輝きました。一気にA級ライセンス取得、日本ランキング10位にランクされました。これで8回戦や10回戦に出場できます

日本ランキングに入ると日本タイトルに挑戦することができます。ベイダ選手はこのあと上位ランカーたちを次々に下し、日本タイトルに挑戦する事になりました。タイトルマッチでは激しい打激戦を展開し、なんとか判定でタイトル奪取に成功しました。

次は日本タイトルの防衛戦です。チャンピオンになると今度は防衛をしていかなければなりません。しかしタイトルを取ったことで自信を深めたベイダ選手はますます凄みを増し、3連続KOで防衛したのでした。

いよいよ国内に敵なしの雰囲気が高まり、世界が見えて来ました。世界タイトルに挑戦するには世界ランキングに入らなければなりません。世界ランキングに入るには日本タイトルの防衛を重ねて行くか、世界ランカーにと試合をして勝たなければなりません。ベイダ選手陣営は、世界ランカーとの対決を選択しました。

ターゲットはWBA5位、日本で活躍するフィリピン人ボクサーです。かなり厳しい試合でしたが、2-1の判定でなんとか勝利をもぎとりました。さて、これでWBA8位にランキングされたベイダ選手は日本タイトルを返上、調整試合をこなしながら世界挑戦のチャンスを待ちました。

そしてランキング3位にまで上がったところで世界挑戦、見事1ラウンドにダウンをとり判定勝ち。世界チャンピオンに輝きました。

流し目選手の場合 〜 エリートコースのケース

流し目選手は流し目がちょっと色っぽいクールなボクサー。高校の部活でボクシングを始め、3年のときにインターハイ・国体で優勝、鳴り物入りでプロデビューしました。

アマチュアで戦績のある選手は、特別にB級ライセンスが交付されることがあります。流し目選手はこれに該当し、6回戦からスタートです。しかしデビュー戦ではきわどい判定勝ち、2戦目もぱっとせず、3戦目では格上の選手相手に判定負け。プロの厳しさを痛感しました。

流し目選手はアマでの栄光を捨て、1から出直すことを決意しました。その後2連勝、A級ライセンスを取得し、8回戦に昇格です。そして、A級ボクサー賞金トーナメントに出場、見事優勝しました。これで日本ランキング3位にめでたくランクインです。

いよいよタイトルが見えて来ました。調整試合を続け、日本ランキング1位にまで上り詰めました。この時点でOPBF9位にもランクイン、そこでOPBFチャンピオン側から対戦の申し出がありました。OPBFタイトルは東洋太平洋タイトル。チャンピオンになればほぼ確実にWBCの世界ランキングに入れます

悩んだ末に日本タイトルを飛び越し、OPBFに挑戦する事にしました。時期尚早との声もある中、持ち前のハードパンチとアマ仕込みのテクニックに加え、スピードも身につけていた流し目選手はチャンピオンを終始圧倒、判定で勝利を飾りました

これでWBCの10位にランクイン、OPBFを防衛しつつ世界挑戦を待ちます。そして巡ってきた世界タイトルマッチ。初回にダウンを喫するも後半盛り返し、11ラウンドついに逆転KOで念願の世界のベルトを手に入れたのでした。


[ホーム] [最新情報] [ボクシングの基礎知識] [Give&Take] [ボクシング議会] [掲示板]